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低身長症(成長ホルモン分泌不全症など)

お子さまの成長は、ご家族にとってとても大切な関心ごとの一つです。周りのお子さんと比べて「背が低い気がする」「成長曲線が止まってきた」「いつまでも洋服のサイズが変わらない」といったご相談をよくお受けします。

低身長の原因はさまざまですが、その中には治療が可能な病気(例:成長ホルモン分泌不全症など)が隠れている場合もあります。

「かわべ御池こどもクリニック」では、小児内分泌を専門とする医師が、お子さまの成長の状態を丁寧に確認し、必要に応じて検査や治療を行っています。

低身長症の症状について

低身長症とは、同年齢・同性の平均身長に比べて著しく身長が低い状態を指します。医学的には「平均より−2SD(標準偏差)以下」または「成長曲線から外れてきた」などの基準で評価されます。

日常的には、以下のような症状が目立ってきます。

  • 同じ学年の子と比べて明らかに背が低い
  • 年齢の割に服や靴のサイズが小さいまま
  • 成長曲線に沿って伸びていたのに、途中から止まってきた
  • 毎年の身長の伸びが少ない(年間4cm未満など)

単に「小柄」なだけであれば治療の必要はありませんが、成長ホルモンの分泌異常など、治療が必要な病気である可能性もあるため、気になったら早めに相談することが大切です。

低身長の原因について

低身長の原因には、以下のようなものがあります。

1. 成長ホルモン分泌不全症

脳下垂体から分泌される成長ホルモンが不足している状態です。ホルモンの不足によって、骨の成長が遅れ、身長の伸びが抑えられます。

2. 骨の病気や染色体異常

  • 軟骨無形成症などの骨の形成異常
  • ターナー症候群などの染色体異常による成長障害

3. 慢性疾患による影響

  • ぜんそくや心疾患、消化器疾患などの慢性病が原因で栄養が不十分になると、成長が遅れます。

4. 体質性低身長(特発性)

  • 特別な病気はないが、家族性に小柄な体格を受け継いでいる場合(家族性低身長)
  • 思春期のスタートが遅く、成長スピードがゆっくりな子(思春期遅発型)

このように、成長の遅れにはさまざまな要因があり、適切な評価と診断が欠かせません。

低身長症の病気の種類について

種類 特徴
成長ホルモン分泌不全症 ホルモン不足により年間の身長の伸びが著しく少ない
ターナー症候群 女児に特有の染色体異常、思春期の発来遅延や低身長を伴う
特発性低身長(ISS) 明らかな原因が見つからないが、平均よりかなり低身長
思春期遅発型 思春期が遅れているだけで、最終身長は正常範囲に近づく

これらは外見だけでは区別が難しいため、専門医による評価と必要な検査が重要です。

低身長症の治療法について

治療の方針は、原因や年齢、成長の状態によって異なります。

1. 成長ホルモン補充療法

成長ホルモン分泌不全症と診断された場合は、ヒト成長ホルモン製剤の皮下注射による補充療法が行われます。自宅で毎日注射を行い、専門医による定期的なフォローが必要です。

2. 原因疾患への対応

心疾患・内臓疾患・栄養不良などが原因であれば、それぞれの治療が優先されます。

3. 思春期のタイミング調整

思春期のホルモンによって成長が止まるため、必要に応じて思春期の発来を調整する治療もあります。

4. 経過観察

体質的な低身長であれば、無理な治療はせず、成長のペースを見守るという対応も選択肢となります。

当院では、成長ホルモン分泌の確認、骨年齢(骨の成熟度)の評価、頭部MRIなどの必要検査を組み合わせて、正確な診断と適切なタイミングでの治療提案を行います。

初診の方へ:成長の記録(成長曲線)持参のお願い

低身長症や成長に関するご相談で来院される際は、診察をよりスムーズに進めるため、事前にお子様の成長記録をご記入の上、持参いただくようお願いしております。

正確な診断とスムーズなご案内のため、以下の手順で事前準備にご協力をお願い申し上げます。

【事前準備のお願い】

  1. 下記リンクより専用用紙をダウンロード・印刷してください。

専用用紙(PDF)のダウンロードはこちら

  1. 母子手帳や学校の健診結果(成長の記録)を参考に、出生時から現在までの身長・体重のデータを記入してください。
  2. 診察当日に、記入済みの用紙・母子手帳をご持参ください。

※待ち時間についてのご注意
当日、当院の専用様式以外(母子手帳など)から記録の確認や転記を行う場合、診察状況によっては待ち時間が発生する可能性がございます。事前の作成にご協力をお願いいたします。

よくある質問

Q1. 成長ホルモンの検査はいつ頃からできますか?
A1. 一般的には4歳以降で検査可能です。ただし、成長曲線の変化や年齢により、早めに検査することもあります。

Q2. 成長ホルモンの注射は痛いですか?副作用は?
A2. ご自宅での注射には細い針を使います。重篤な副作用はまれですが、まれに注射部位の赤みや腫れなどが見られることがあります。

Q3. 保険は使えますか?
A3. 成長ホルモン分泌不全症など、診断基準を満たす場合は保険適用となります。詳細は診察時にご説明いたします。

院長より

「身長が低いのは個性だから…」と、つい様子を見がちですが、実は早めの対応で成長を促せるケースもあります。特に思春期前の数年間は、身長が大きく伸びる大切な時期です。

私たち「かわべ御池こどもクリニック」では、小児内分泌を専門とした知見を活かし、お子さま一人ひとりの成長に寄り添った診療を行っております。「うちの子、背が伸びないかも」と少しでも気になったら、どうぞお気軽にご相談ください。

当院は平日19時(木曜除く)まで診療しております。京都市役所前駅から徒歩4分と通いやすく、継続的な診療やフォローアップにも便利な立地です。

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