メニュー

甲状腺機能低下症(橋本病など)

「最近、元気がない」「活動量が少なく、動きがゆっくり」「体重が増えてきた」「顔やまぶたがむくんでいる」など、はっきりした病気のサインではないけれど、何となく気になる…そんな症状の背景に「甲状腺機能低下症」が潜んでいることがあります。

子どもの甲状腺機能低下症は見逃されやすく、成長の遅れや学力の低下といった長期的な影響も起こりうるため、早期の発見と治療が重要です。

「かわべ御池こどもクリニック」では、小児内分泌を専門とした医師が、甲状腺ホルモンの異常を丁寧に評価し、お子さまの成長や発達を総合的にサポートしています。

甲状腺機能低下症の症状について

甲状腺ホルモンは、体の新陳代謝や成長・発達をコントロールする重要なホルモンです。このホルモンが不足すると、さまざまな症状が現れます。

以下のようなサインがあれば、一度ご相談ください。

  • 疲れやすく元気がない
  • 顔や手足がむくむ
  • 声がかすれる、低くなる
  • 便秘がち
  • 肌が乾燥する
  • 成長スピードが落ちる(背が伸びない)
  • 学校での集中力の低下、眠気
  • 月経異常(思春期以降)

これらの症状は他の病気でも起こるため、血液検査などによる診断が不可欠です。

甲状腺機能低下症の原因について

子どもにみられる甲状腺機能低下症の原因には、以下のようなものがあります。

1. 橋本病(慢性甲状腺炎)

自己免疫の異常によって、甲状腺が攻撃されて機能が低下する病気です。女の子に多く、小学生高学年~中高生に発症することが多いです。

2. 先天性甲状腺機能低下症

生まれつき甲状腺の形成が不完全だったり、ホルモンを作る酵素の異常などにより機能が低い状態。新生児マススクリーニングで発見されることが多いです。

3. 甲状腺の手術や放射線治療の後遺症

まれに、治療の影響で甲状腺機能が低下することもあります。

4. 一過性(風邪や薬の影響など)

一時的な炎症やストレスで、甲状腺機能が低下することもあります。

特に橋本病は気づかれにくく、学校健診で初めて指摘されるケースもあります。定期的なフォローが大切です。

甲状腺機能低下症の種類について

分類 内容
橋本病 自己免疫性、思春期以降の女児に多い
先天性甲状腺機能低下症 新生児期からホルモンが不足している状態
一過性低下症 感染症やストレス、一部の薬剤による一時的な低下
中枢性甲状腺機能低下症 脳(下垂体)の異常によってホルモン指令が出ない状態(非常に稀)

それぞれで治療方針が異なるため、正確な診断が重要です。

甲状腺機能低下症の治療法について

治療の中心は、不足している甲状腺ホルモンを**内服薬で補う治療(補充療法)**です。

レボチロキシン(甲状腺ホルモン剤)の服用

  • 朝1回、空腹時に服用することでホルモンを補います
  • 少量から始めて、定期的に血液検査を行いながら調整します
  • 症状が改善し、元気が戻ることが多いです

治療の継続期間は原因によって異なります。先天性や橋本病のように長期的な治療が必要な場合もあれば、一過性の場合は経過観察で済むこともあります。

甲状腺機能低下症についてのよくある質問

Q1. 内服治療は一生続けるのでしょうか?
A1. 原因によります。先天性や橋本病の場合は長期間の治療が必要なことがありますが、途中で中止できるケースもあります。定期的な評価が大切です。

Q2. 治療を始めると背は伸びますか?
A2. 成長が遅れていた場合、ホルモン補充によって本来の成長スピードに戻ることがあります。ただし、治療開始が遅れると最終身長に影響が出ることもあるため、早期発見が重要です。

Q3. 副作用はありますか?
A3. 適切な量を守っていれば副作用はほとんどありません。ただし、過剰に内服すると動悸や体重減少などが起こることがあるため、医師の指示に従って服用してください。

院長より

甲状腺ホルモンは、子どもの成長・発達・こころの健康にも深く関わる大切なホルモンです。小さな変化や「なんとなく調子が悪い」というサインも、実はこの病気のサインかもしれません。

私たち「かわべ御池こどもクリニック」では、小児内分泌専門の視点から、お子さまの体と心の変化を丁寧に診させていただきます。血液検査や画像検査も院内で対応可能です。

平日19時(木曜除く)まで診療しており、京都市役所前駅から徒歩4分の通院しやすい立地にございます。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME